北海道という環境が、つくりだす可能性。

社会福祉法人わらしべ会

〒065-0042札幌市東区本町2条6丁目4-1

Tel:011-783-0606 Mail:sawarasibe@cyber.ocn.ne.jp

法人概要

 

わらしべの使命

 

社会福祉法人わらしべ会
  理事長 川本 明良

 

1986年、わらしべ会(北海道)は伊達市大滝区で身体障害者の入所施設としてスタ ートしました。法人の創設者である医師の村井正直先生、村井陽子先生が法人の設立に込 めた思いは入所施設での障がい者支援という枠組みを超えて、北海道の地で新しい活動を 創造しようとする新しい挑戦でした。

 

私たちはこれまで創設者の願いを引き継ぎ、法人のあり方を常に考え続けてきました。 そして私たちは将来に向けて、法人の新しい方向を模索してきました。その一つの形とし て新しい支援拠点を設置し「法人の支援機能拡大」を目標とした活動に取り組みました。 現在では各施設が役割を持ち、法人の広域ネットワークを形成し、徐々に施設利用者の地 域移行や、移行後の地域生活支援にも取り組むこともできるようになりました。そして 今、法人全体でさらに次の段階に進みたいと考えています。

 

想定を超えた社会の急激な変化の中、少子化や高齢化、人口減少、格差や貧困など、社 会が取り組むべき課題が山積しています。これらの課題に社会福祉法人が積極的にかかわ ってほしいという願いを事業者が受け止めることが求められています。

 

私たちはこれらの、社会の変化や社会福祉法人の使命に向き合いたいと考えています。 その為、これまで努力してきた障がい者の生活支援の更なる拡大に加えて、将来にむけて 新しい行動を目指します。

 

わたしたちの使命

 

新しい時代を迎えるにあたって

 

これまでの日本では、限られた福祉関連予算を高齢者や障がい者、児童などの領域で分け 合ってきました。しかしこれらの財政の仕組みが行き詰まりを見せ始めており、福祉を支 える制度的仕組みが限界に近づいているいるという声も聞きます。

 

一方で、障がいのある人を含めて人の暮らしは多様化しており、「福祉」領域で求められるサービスの内容は質的にも量的にも年々、増加・拡大しています。ある意味で社会の 仕組みそのものを見直す時期が来ているのかも知れません。

 

人口減少や、財政上の課題など今後の展開は想像できませんが、私たちは高齢者も障が い者も一方的に社会に支えられる対象と考えるのではなく、社会の中で何らかの役割を持 ち「社会に貢献」する存在としての生活を模索するべきではないかと考えます。

 

「コンダクティブ教育」による視点と「福祉・介護」の視点

 

福祉サービス・介護サービスによる障がいのある人の生活支援は、援助が求められる点 や生活上の困難に視点がおかれます。そしてこれらを障がいのある人の「ニーズ」として 支援やサービスを構成します。しかし私たちは、これらの、あまりに一般的となった視点 では不十分ではないかと考えています。一人の人の生活を分割し、それぞれのニーズに対 応する活動では、総体としての「人の暮らし」は構成できないのではないかと思うのです。

 

私たちは法人創設以来、コンダクティブ教育(通称;ペトゥ法)の学習に努めてきまし た。コンダクティブ教育の基本的な考え方では障がいのある人自身が、「自ら生活」する 力を獲得することこそが重要であると考えます。その人自身の行為や思考、対人関係や生 活単位、地域や社会など、人が暮らしを営む上で求められる生活を構築したり、再構築す ることに主眼を置き、それに向けて支援することが私たちの役割であると考えています。 そしてその支援は螺旋状に拡大することが求められます。

 

私たちはコンダクティブ教育の考え方を参考に、障がいのある人が主体的な生活を構 築・再構築することを目標として、生活支援に取り組みたいと考えています。

 

「農-福」「地方-都市」の連携

 

農業と福祉というこれまでも取り組まれてきた活動が、改めて注目されています。「農 福連携」という用語は福祉分野では頻繁に用いられるようになりました。

 

私たちは「農業と福祉」の軸に「地方と都市」の軸を加え新たな活動を構成したいと計 画しています。

 

障害のある人たち力を合わせ新しい社会の創造に向けた努力

 

格差、貧困、孤立などが社会問題化する中、「生活困窮者」の支援が社会の大きな課題に なっています。生活困窮者という用語は単に経済的困窮状態を表す用語ではなく、高齢や 障がい、孤立など「生き難さ」をもったあらゆる人を指す用語です。

 

まさに私たちに求められる活動は、障がいという枠組みを超えて、広義の生活困窮者に 向き合うことといえます。障がいのある人の生活を例にとると、現行の制度的福祉の枠組 みの範囲に留まる限り、私たちが求められる役割を果たすことは難しいと考えます。

 

あらゆる生き難さをもった人が参加できる活動や取り組みを目指すことが必要になりま す。先に記した「農・福・地方・都市」の活動はもちろん、求められる新しい生活の場、 新しい拠点の設置し、人と人の連携、地域づくりを目標に、今後の事業にの計画に取り組 みます。大滝、浦河、札幌の3つの拠点を結ぶ法人のさらなる機能の拡大、支援内容の充 実、新しい活動の形成をめざし、計画の実現に向けた具体的活動を目指そうと思います。

 

 


平成29年5月現在

法人名     社会福祉法人  わらしべ会

(平成8年7月31日 「大滝わらしべ会」より名称変更)

所在地     札幌市東区本町2条6丁目4番1号

法人の設立     昭和62年7月12日

役員     理事 6名  監事 2名

評議員     7名

支援対象者定員     定員総数

日中系定員総数     69名

居住系定員総数    106名

短期入所定員数     12名

職員数          109名

社会福祉法人わらしべ会(北海道)は札幌、大滝、浦河、3つの地域で事業を展開しています。
わらしべ会定款H29.2

社会福祉法人わらしべ会(北海道)沿革

 

 


 

<大滝  障害者支援施設>
入居されている方は、重度の障がいのある特別支援学校を卒業された方が多く、また、事故や脳血管障害による中高年の方もおり、身の回りのことをほとんど自身で行う方もいます。先天性の障がいや病気・事故等による障害がある方が生活をしています。
また、各職員が特技を生かし、農作業や音楽・絵画・工作等の活動を企画・提供しアクティブな印象を持つ施設です。

 

<浦河  障害者支援施設>
入居されている方は、医療的処置等必要な重度な障がいのある方が多く、介護を中心として利用者の生活を支えている施設です。中高年の利用者が多く、各利用者の生活リズムを大切にし活動を提供しています。
また、地域がら馬との触れ合いを大切にしており、施設でも馬が飼育されています。

 

<札幌  (東区 生活介護・居宅介護・移動支援)(厚別 生活介護)>

東区事業所では
在宅の重度の身体障がい・知的障がいのある方を中心にサービスを提供しています。通所による日中活動の提供や生活の支援を行い、外出のお手伝いや居宅介護を通じて日常生活のお手伝いを行っています。

 

厚別事業所では
知的障がい・高次脳機能障がいのある方を中心に運動・創作・学習課題等、様々な活動を提供しています。活動を通して生活リズムを整えながら、就労へ向かった足がかりとなるよう支援を行っております。特に身体介護は少ないものの、生活リズムを組み立てていくお手伝いが必要な人への支援を中心としています。

 

このように、それぞれの施設の特色を生かしながら、法人全体が一体となって利用者の皆様が永続的に安心した生活を送れるよう支援することを目標としています。

 

わらしべ会法人関係図

 

わらしべ会の特徴

 

▪️ペトゥ法
わらしべ会ではハンガリーのペトゥ法と呼ばれる療育手法を取り入れています。
ペトゥ法の運動プログラムは臥位・座位・立位それぞれの課題から構成され、リズムに合わせて課題を解決します。このプログラムで学習したことを、生活の中で応用していくことが目的です。
※ハンガリーの医師によって1940年代前半に生み出された「peto system conductive education」と呼ばれる療育システムです。

 

▪️乗馬療育
馬が持つ多くの特性が、関わる人々の心を癒し、跨ることによって視界が開かれ、揺れることによって身体各部へ様々な刺激を受け、精神的身体的に未知なる体験が広がり、その相乗効果の大きな期待が生まれています。
大滝では乗馬療育を取り入れており、馬との触れ合いを提供しています。
 

※各施設の詳細はそれぞれのページでご確認ください。